気を付けて!スマートフォン・
モバイルバッテリーの使い方
スマートフォン等の充電に関する安全啓発活動
MCPCはスマートフォン等のモバイル機器利用者の安心・安全を守るための活動に取り組んでいます。充電コネクタ溶損事象の防止に向けた取り組みから、スマートフォン等のモバイル機器の総合的な安全基準の策定、発熱対策、「安全上の注意」記載事項の策定、利用者に正しい利用を訴求するための動画や安全啓発素材、ロゴマークを使用したプロモーション活動などを行っています。
安全啓発素材
モバイル機器利用者の安全啓発にご使用いただくために、
MCPC会員企業向けに写真素材を提供しています。
安全啓発ロゴ・キャッチフレーズ
モバイル機器を濡れた状態で充電したり、電池に衝撃や過度な外圧を加えたりすると、発煙・発火等の危険性があることを広く知っていただくために、ロゴ・キャッチフレーズを用いて訴求しています。
本ロゴ・キャッチフレーズはモバイル機器のパッケージや取扱説明書などに掲載されています。
安全啓発ロゴ・キャッチフレーズの利用を希望される場合は、下記の運用規定をご一読の上、利用申請書をダウンロードして必要事項を記入いただき、MCPC事務局までご提出ください。
モバイル機器「安全上のご注意」記載ガイドライン
スマートフォンをはじめとする、モバイル機器の取り扱いにおける安全上の注意記載のガイドラインを作成しました。 通信キャリアやメーカーによって、安全上の注意の記載内容に違いが生じないよう、取扱説明書等への記載例を示して、より安全に正しく製品を使用できるよう作成しております。
●MCPC TR-024モバイル機器「安全上のご注意」記載ガイドライン
ダウンロード (PDF 744KB)
スマートフォンやモバイルバッテリーは、使い方によっては発煙・発火やけがなどにつながるおそれがあります。
利用者の皆さまに安全にお使いいただくための注意事項をご紹介します。
ご使用になる前に、製品の取扱説明書等に記載されている注意書きを必ずお読みください。
※スマートフォンやモバイルバッテリーの例をご紹介しておりますが、タブレットやモバイルルーターなどの他のモバイル機器についても同様となります。
スマートフォン・モバイル
バッテリーの使い方のご注意
スマートフォン・モバイルバッテリーの使い方にご注意いただきたい事項を動画でご覧いただけます。
スマートフォンを充電する際の
注意点
スマートフォンを充電する際に注意していただきたい3つのことを、
親しみやすい動画でお伝えします。
飲料水等の付着による
充電コネクタの発熱・発煙
充電コネクタに飲料水や汗などの異物が付着すると、内部ショートにより
コネクタ部が発熱・発煙し、触れるとやけどにつながる場合があります。
【こんな使い方にご注意】
動画■端子部に液体が付いたまま充電すると発熱・発火の原因となりキケンです
- 充電コネクタに飲料水などの液体を付着させないでください。
- 洗面所や台所など、水場の近くでのスマートフォンやモバイルバッテリー・充電器のご利用はご注意ください。
- 濡れた手で充電中のスマートフォンやモバイルバッテリー・充電器に触れないでください。
【発煙の原因】
充電コネクタに飲料水や汗などの異物が付着すると、この異物によって内部ショートが発生し、
充電コネクタの発熱・発煙が起こります。
充電コネクタの破損による
発熱・発煙
充電コネクタが破損・変形すると、コネクタ部が発熱・発煙し、
触れるとやけどにつながる場合があります。
【こんな使い方にご注意】
動画■充電ケーブルを無理に挿したり、引っ張るとキケンです
- 充電コネクタを抜き差しする際に、無理な方向に力を加えないでください。
- 充電ケーブルを引っ張らないでください。
- 充電コネクタが破損・変形した場合は、直ちに使用をやめてください。
また、変形を元に戻しての使用もやめてください。
【発煙の原因】
充電コネクタにストレスがかかると、充電コネクタの金属部分が曲がってしまい、
内部の端子ピンとショートする場合があります。
この内部ショートによって、スパークが発生したり、ショート部分の発熱・発煙が起こります。
スマートフォン・
モバイルバッテリーの発熱
スマートフォンやモバイルバッテリーの充電中や使用中に、本体が発熱し、
長時間触れると低温やけどにつながる場合があります。
【こんな使い方にご注意】
動画■高温になる場所にスマートフォンを放置するとキケンです
- 長時間使用や充電中は温度が高くなることがありますのでご注意ください。
- 炎天下や暖房のそばなど、高温になる場所や熱がこもりやすい場所でのご使用はご注意ください。
- 眠ってしまうなどして、意図せず長時間触れることがないようご注意ください。
【発煙の原因】
スマートフォンは高性能化・小型化しており、ゲームや動画再生などの複数のアプリや機能の動作により内部部品の温度が上昇します。内部部品が発熱してもスマートフォン本体表面から放熱するため、触れている面が温かく感じる場合がありますが、やけど等に至る可能性の無い温度となるよう設計されております。
ただし、高温環境下や本体表面を布等で覆うなど、表面の放熱を妨げて熱がこもると、本体温度が通常よりも高温となってしまう場合があります。
電池の発煙・発火
スマートフォンやモバイルバッテリーに強い力が加わり、内蔵電池が変形・破損すると、
発煙・発火に至る場合があります。
【こんな使い方にご注意】
動画■スマートフォン(モバイルバッテリー)に衝撃・圧力が加わるとキケンです
- ズボンやスカートのポケットに入れた状態で、座ったりしゃがんだりする際はご注意ください。
- 落下させる、踏みつけるなど、強い力や衝撃を与えないでください。
- 扉や自動車のドア、リクライニングシートなどに挟んだり、踏みつけたりしないでください。
- ペットなどが噛みつかないようご注意ください。
【発煙の原因】
スマートフォンの電池(リチウムイオン電池)の内部は、+極と-極をセパレータ(絶縁膜)で隔離している構造となっています。外部からの強い圧迫や衝撃によってセパレータが破損すると、内部ショートが発生し、電池の発煙・発火に至る場合があります